2006/07/03

ジャール平原















ルアンパバーンから7時間半。バスで山道を移動してポーンサワンに到着。険しい山道をバスはタイヤを軋ませて猛スピードで走りぬけました。ここにはジャール平原と呼ばれる平原が広がり、そこに無数の壺のような形の石で出来た遺跡が点在しています。大きなものは人の背丈以上もあり、ちょっと不思議な光景です。ラオスの人は、古代人がお酒を入れていた酒壺だと信じているようです。考古学者は石棺だと考えているようですが・・・。個人的には酒壺の方がうれしいな・・・と思っています。(美穂)


宮崎駿のアニメ『千と千尋の神隠し』を御覧になった方、千尋が別世界に迷い込み油屋へ向かうまでの緑の丘と青い空、そして転がっている石像のシーンを憶えているでしょうか。ジャール平原サイト1はまさにあの光景です。ジャール平原はサイト1・2・3と三つの見所に分かれ、それぞれ異なった趣きを持っています。サイト2では低い木々の元に石壺、サイト3では水田を抜け牧場をとおり遺跡群に辿り着きます。3つのサイトで共通するのは、地雷および不発弾を除去した道以外は歩けないという事です。(康祐)