2015/12/16

母とニュージーランド旅行⑧

モエラキボールダーズです。モエラキという町の海岸なのですが、大きな丸い岩が沢山転がっています。
昔はもっと沢山あったみたいなのですが、庭石にするために持って帰ってしまった人がいたりしたみたいです。
もちろん、今は禁止されているので出来ませんが、いったいどうやって持って帰ったのでしょう?

もう少し潮が引いてれば岩に近づけたのですが、今回は遠くから眺めるだけです。

直径1.5mはありました。波で削られて丸くなったのではなく、
微粒子を核として周囲に水晶化したカルシウムと炭素物質が集積して出来たもののようです。
400万年かけてこのサイズになったと言われています。
ひびが入ったり、砕けてしまっているものもありました。

ラ―ナック城。お城といっても王様が住んでいたわけではなく、
1800年代にラ―ナックという大富豪の方が個人で建てた大邸宅です。
ラ―ナック氏がお城を手放してから、荒れ放題になっていたお城を現在の所有者が1967年に買い取り、
修復したとのことです。ニュージーランドに現存する唯一のお城です。

ラ―ナック城の敷地内にある宿泊施設です。

お部屋の中は天蓋つきのベッドがあって、ゴージャスな気分になれます。

お部屋からの眺めも最高です!

ここは元々馬小屋だった建物です。この中も今は宿泊施設になっています。
1階は朝食を食べるためのダイニングになっています。

お城の建物も素敵なのですが、お庭も素敵です。とても手入れが行き届いてました。

このアーチも花のつぼみが沢山つき始めていました。黄色い花のようでしたが、満開になったらとても素敵ですね。

つつじは満開でした。

お城の中でディナーです。ダイニングに案内される前に図書室に集まり、飲み物を片手に歓談のひと時です。
ワイングラスにお城のロゴがプリントされてました。猫がモチーフになっていて可愛らしいです。

ダイニングに案内されてディナーの始まりです。
他の宿泊者と同席のパーティースタイルなのですが、この日は希望者が多く(20人程)、
普段のダイニングには入りきれず、特別に音楽室でのお食事となりました。本当に晩餐会みたい。
隣のイギリスから来ていたご夫婦も気さくな方々で楽しい食事になりました。

母のメインはビーフステーキ

私はラムを選びました。

今回はテカポからダニーデンへの移動の内のモエラキからダニーデンまでの行程を書きました。

ラ―ナック城はダニーデンの市街ではなく、市街からオタゴ半島まで足を延ばした所にあります。
市街から車で30分足らずで到着です。


 今回は旅行5日目の続きです。オアマルを出発して南に40キロ程のところにあるモエラキという町の海岸に立ち寄りました。ここは、モエラキボールダーズという海岸にゴロゴロと転がっている丸い巨岩で有名な場所です。海岸に降りていくと、確かにそこら中に丸い大きな岩が転がっています。私たちが訪れた時間は、それほど潮が引いていなかったので多くの岩が海の中であまり近づくことは出来ませんでしたが、でも沢山の岩を見ることができました。これらが自然にできたというのが、本当に不思議です。ここはニュージーに初めて来たときに読んだガイドブックに写真が載っているのを見て、ずっと来てみたいと思っていた場所でした。念願かなって感動も倍増です。
 さてさて、モエラキを後にして目指すはダニーデンです。更に海岸線に沿って南下します。今回のダニーデンでの宿泊はラ―ナック城というお城の敷地内にあるロッジです。ダニーデンの市街を通り越してオタゴ半島を目指しました。このお城は高台にあるので、お城までの道のりからの景色もなかなかのものでした。5時過ぎにようやく到着です。車からおりて驚いたのが、気温の低さでした。モエラキまではそれ程感じなかったのですが、ダニーデン来たら急に肌寒くなりました。お天気も良かったし、5時だと太陽もまだ高いのですが、季節が変わってしまったかのように風が冷たくなりました。少し南下しただけで、随分寒くなってしまうものなんですね。驚きました。
 お城に到着して、早速お庭を散策です。通常だとお城への入場料とお庭への入園料がかかるのですが、宿泊者は無料で散策できます。5時過ぎでお城の中の見学は終わってしまっていました。でもこのお城はお庭の美しさでも有名な場所なんです。とても手入れが行き届いていて、素敵なお庭でした。が寒かったので少し早めに切り上げました。そして7時半からお城の中のダイニングで素敵なディナータイムです。メニューの中からあらかじめ注文をしておいたお料理がゆっくりと運ばれてきて、途中このお城にまつわる色々なお話を聞いたり、隣の席のお客さんと会話したりしながら2時間程かけて食事を楽しみました。こんな形式の食事は初めてで、貴重な経験となりました。英語が話せない母も隣の席の方に話しかけられて、片言ながらも大奮闘していました。暗すぎて写真には撮れませんでしたが、夜のお城の中はとても素敵な雰囲気でした。後で、この屋敷に住んでいた奥様の幽霊が出るといわれる部屋があると聞いて、少し怖くなりましたが・・・