2014/06/09

Turkish Bread


 マウントイーデンロードにある中東系のアイテムを売っているお店で、パンを買いました。ニュージーランドでターキッシュブレッドというと、ナーンのような薄く、平べったく、長細い、表面にクミンシードがのっているものというイメージがあります。ないかも…。…でもきっとですよ、ターキッシュブレッドというとトルコで食されているパンすべての事を指すような気がします。
 で昨日、購入したのは二品。定番のスタイルの平べったく、長細いパン。表面にはクミンシードでなくゴマがのっていました。それとトルティーヤのような薄いパンです。両方とも正式名を知りません。
 さてこの薄いパンには思い出があります。いまから一昔と少し前にインドを一人で旅行していた時、ムンバイからバラナシーという町に列車で向かっていました。車中2泊3日という長い行程でした。その時、向かいの席に座っていたのがイラン人3人組で、道中とても親切にしてくれました。その三人がお弁当としてこの写真のような薄いパン(写真左)と、よく熟れたマンゴー、クリームチーズを持参していたのですね。マンゴーの皮を綺麗に小さなナイフで剥いてカットし、その薄いパンの上にクリームチーズと一緒に載せて私にも分けてくれました。それが本当に美味しくて、今になってもずっと忘れられません。
 たぶんあれと同じものを、いま自宅で作ってもきっとそれほど感動を与えてくれる味にはならないと思いますが、あの味を求めて今でもふらふらと探してしまうのですね。

 さてさて、また近いうちに記事をのせようと思いますが、最近よくサンドリンハムロードにインド食材を買いに行ったり、レストランに行ったりしています。何も買わなくても雑貨屋さんの前を通ると匂いだけで本当にインドにいるような気にさせてくれる場所です。トルコの薄パンではなく、インドの薄パン、チャパティーはいつもそこで買っています。(康祐)