2007/01/21

ヴァラナシーでの食事 <番外編>














 ヴァラナシーでの食事はほとんど泊まっていた宿で作ってもらっていました。(※最後の2枚を除いて宿での食事)前回のスレッドで朝食と昼食のターリーはアップしたので、今回は番外編です。
 写真上から、
 チャパティーを焼いているところです。インド料理といえば、ナーンというタンドリーで焼くパンが有名ですが、ナーンはインドでは北西部のあたりで主に食べられていて、どちらかというとこのチャパティーの方が一般的にはよく食べられていると思います。ものすごくシンプルなパンですが、作る人によって美味しさに違いが出るので不思議です。この宿(HOMY PAYING GUESTHOUSE)のお母さんが焼くチャパティーは本当に美味しいです。写真では最後に直火に当ててチャパティーの中に層を作っています。
 次の写真は宿の一人娘スウィーティーがベイガンを焼いているところです。ベイガンはインド語で茄子の事です。かなり大ぶりのナスです。これを天然の固形燃料で直火焼きしてます。この固形燃料は、あるものを集めて・コネて・壁に投げつけるように張り付けて・乾燥させたものです。さてあるものとはいったいなんでしょうか?
 さて焼きあがった茄子ですが、この日は美穂と私の大好物としてお昼ごはんに登場しました。この焼きナスの中身にダニヤ(フレッシュコリアンダー)・グリーンチリ・マスタードシード・塩・その他スパイスを混ぜ合わせ、ターリーのおかずの一つとなりました。私たちは毎日「茄子が食べたい」と呪文のようにリクエストしていたので、滞在中色々な形のナス料理を作ってもらっていました。
 次にビリヤーニやマサラドーサーといった有名なインド料理家庭版。そしてお粥のようなものはキチリー(キチョリー)と呼ばれるミルク粥です。修行のため弱っていたお釈迦様がスジャータに食べさせてもらったのがこのキチリーという逸話もありますよね。その下のはなんでしょ?よくわかりませんがチヂミみたいなものでした。
 そして漬物各種。唐辛子の辛みと発酵による酸味。これがターリーや食事に添えられているだけでさらに一味どころか何味も美味しくなってしまいます。私のお勧めは青マンゴーのものです。
 最後におまけ中のおまけ。ベンガリトラにある日本・韓国料理レストラン。ご覧のとおりかき揚げ天そばです!かき揚げが「これでもかこれでもか」ともられています。やっぱり、ネパールの日本食のクオリティーとつい比較してしまうのですが、なんだかこの山盛りのかき揚げがこのレストランの人の誠実さみたいな気がして、不思議と嬉しい夕ご飯でした。(康祐)