2007/05/23

Being On The Road


5月9日午前0時30分、AI308便は深夜のバンコクを離陸した。

今回の旅行はアジア横断と銘打って出発したのですがそれも叶わず・・・というか途中というか・・・。

当初の計画よりも気の向くままに好きな所へ行き、やりたいと思ったことは大抵やっていたので(突然ニュージーランドへ行ってみたり、シタールを習ってみるなど)、思ったほど遠くへは進めませんでした。

でも、その寄り道がとっても楽しかったなぁ・・・。僕はNZの永住権を真剣に欲しいな。
何か、日本に帰ってきて既に2週間経過しているのですが、早いとこブログに感想をアップしておかないと日に日に変質していきそうで、慌てて旅のまとめページを立ち上げている次第です。

この2週間は家を探したり、引越ししたりで忙しく、アッという間に過ぎてしまいました。旅の間、のんびりと過ぎていた時間が一気に日本の速さに戻ってしまった感じです。

普通に牛丼屋に行ってみたり。炊飯器買ってご飯炊いて、味噌汁作って・・・。それが日に日に当たり前になっていく・・・。なにやら、旅の感想ではなくなってきた。

たしかに。
旅の感想は沢山ありすぎて書ききれないくらいありますが、まずは今回旅に出ることができて良かったということです。日本にいる間は分からなかったことに沢山出会いました。海外に友達ができたことも大きな出来事ですし、旅であった日本人の方々からも色々な話を聞くことができたのは私にとって良い経験でした。

僕も。もっと言うなら、自分の無知を痛感する旅でした。ひとつ新しい事を知るたびに、途方もない量の知らない事の存在に気が付く。「それがどうしたと」割り切ってしまえばいいのですが、願わくば自分の無知で人を傷つける事だけは回避したいと・・・。だから、部屋から外に出ると非常に疲れた。勿論その疲れ以上の収穫は常にあるけど。

良い景色を見たり、美味しい食べ物を食べたり、沢山の思い出ができたけど、やっぱり一番強く印象に残っているのは人との出会いかな・・・と思います。良い出会いが沢山ありました。だから旅は止められない気がします。

はい。この旅に出るに当たって支えてくれた家族、職場の皆さん、友達、旅の途中で出会った全ての人たちに、この場を借りて感謝の気持ちをお伝えします。ありがとうございます。
そしてこのブログ名の大本『深夜特急』(沢木耕太郎著 新潮文庫)からこのページのタイトルもいただきました!ありがとうございます。

皆さん、ありがとうございました。心からお礼申し上げます。


次回のブログは『世界3分の1周しちゃえば』とかにするか?


康祐美穂