今週の火曜日にニュージーランドに嵐がきました。特にオークランドでは被害が大きく、火曜日の夜から停電になった世帯が180000件、そのうち半分の世帯が数日間停電が続いたとのこと。幸い私たちが住んでいるエリアは停電にはならなかったのですが、数百メートル離れたエリアでは何日も停電が続いていました。ニュージーランドでは、暖房、給湯、調理用コンロが電気を利用している家庭が多いので、停電になると料理もできなければ、シャワーも浴びれない、温かいお茶すら飲めないという悲惨な状況になるのです。しかも嵐の翌日は真冬並みに寒かったので、大変な思いをされていた方も多かったようです。私が働いているカフェにも停電の影響で家で温かいものが食べられない、飲めない方が沢山来ていました。
写真のように枝の折れた街路樹がそこらじゅうにあって、さすがに写真には取りませんでしたが、庭の木が倒れて家にのしかかっている家もありました。車で通ろうと思った道が倒れた街路樹で塞がれていてUターンしたりもしました。我が家でも嵐の間、窓に叩きつけられる雨の音が聞いたことない程大きく怖かったです。庭に置いてあるかなり重たいゴミ箱もあり得ない所まで飛ばされていました。私たちがニュージーに来てから一番ひどい嵐だったと思います。
あらしの翌日、庭でそろそろ収穫どきを迎えるフェイジョアが風で一気に落ちていました。集めてみたら大きなボウルに5杯分。食べるには途方に暮れてしまう量です。ひとまず家にある砂糖で作れるだけのジャムを作ることにしました。この量の半分しか使えませんでしたが、それでも500mlのジャムの瓶で4本分もできました。残りも近々ジャムにする予定です。
先週、栗拾いに出かけ大量の栗を収穫してきたところで、その日から連日栗の皮むきと調理に追われる日々が続き、やっと終わりかけた時にこの大量のフェイジョアの収穫となったのです。そのおかげで、ここ10日ほど連日保存食作りに明け暮れています。今頑張って調理して保存食にしておけば長い期間楽しめるので、大変ではありますがまさにうれしい悲鳴です。
栗拾いと栗の調理については、また次のブログに投稿します。