2018/04/24

念願のイクラ

 ニュージーランドでは、3月頃からイクラのシーズンを迎えます。毎年この時期になると、あちこちのスーパーマーケットでイクラを探し回っていましたが、去年、一昨年はタイミングが悪かったのか見つけることができませんでした。今年も3月に結構遠くのスーパーマーケットまで足を伸ばして探してみたりしたのですが見つからず、諦めていました。
 ところが、先日いつも買い物に行くスーパーで鮮魚コーナーを覗いてみたら、筋子が山のように売られていました(興奮しすぎて売り場の写真を撮るのを忘れてしまいました)。1キロで36.99ドル(1ドル80円くらいです)と決して安い値段ではないのですが、せっかくなので2腹購入。全部で25ドル程でした。
 ニュージーランドはサーモンの養殖が盛んで、地元の方もサーモンはよく食べるのですが、元々イクラを食べる習慣がなかったせいか、イクラが売られているのを見かけることはほとんど有りません。昔は捨てていたみたいです。もったいない、もったいない。
 ですので、スーパーで売られているのも鮭から取り出されたままの状態で、塩漬けにもなってなければ一粒一粒ほぐされてもいないので、すべて自分で下ごしらえをしなければなりません。インターネットで調べて下ごしらえを始めました。




 まずは、筋子を少し熱めのお湯(ギリギリ手を入れてられるかなぁというくらいの温度)の中に入れ、手で優しく揉みほぐしていきます。外の薄い膜が縮んでイクラが一粒一粒離れていきます。



 ほぐれたら、流水で洗いながら残った小さい膜の破片やゴミを取り除きます。左真のようにイクラが白くなってしまってるんですが、大丈夫。


 塩を振って、かき混ぜてしばらく置くと


 私たちの知っている透き通ったイクラに戻ります。本当に不思議です。


 しばらく水分を切ってから、味付けのためのお酒と塩を振り、一晩馴染ませれば完成です。今回は1リットルのタッパーの7分目くらいの量のイクラができました。


 早速軍艦巻きとイクラ丼にして美味しくいただきました。



 秋は美味しい食べ物の旬ですね。先日収穫した栗のこともまだ書いてないし、我が家の庭でもフェイジョア以外に収穫時なものがあるし、ありがたいことです。