2015/11/26

母とニュージーランド旅行④ クイーンズタウン~マウントクック

アロータウンの街並みです。古い建物がきれいに保存されています。

不動産屋さんです。

郵便局です。

ワイナリーに行く道の途中からの景色です。ニュージーらしからぬ荒野が広がっています。
空の青さと土の色の対比がきれいですね。

1件目の“Gate 20 two”のワイン畑です。荒野がすぐ近くに広がっています。

これは“Gate 20 two”の建物?おじさんの家?の前からの眺め。建物の写真は個人宅なので撮りませんでした。

Mt Difficultyのレストラン。素敵です。

私は鹿肉のステーキを食べました。柔らかくてさっぱりとした味のソースとよくあっていました。
お肉の下に敷かれているのはサツマイモをマッシュしたもの。

こちらは母が食べたタラキヒ(白身魚)のグリル。周りにホタテが沢山添えられていました。
ソースはオリーブの実を刻んだものがベースになっていて、これまた美味でした。

レストランからの眺めです。

これもレストランからの眺めです。

クロムウェルを出発してすぐの道端からの景色。

牧草地帯を抜けて、荒涼とした景色が広がるリンディスパスという峠。
タソックと呼ばれるフサフサの草が沢山茂っています。

リンディスパスで景色と一緒に私たちの車も撮影。この時には何ともなかったのに、30分後にまさかの事態が・・・

修理待ちの車です。合うタイヤがあって良かった。


 南島旅行3日目は朝8時半にクイーンズタウンを出発し、マウントクック方面へ向かいました。まずは、クイーンズタウンから東へ20キロ程離れた所にあるアロータウンを目指しました。アロータウンはその昔1860年代からゴールドラッシュで栄えた町とのこと。小さな町ですが古い建物が保存されていて街並みがとても可愛らしく、散策するだけで楽しい町でした。紅葉の季節に来るとまた絶景のようです。

 アロータウンを後にして、さらに東へ30キロ程行くとクロムウェルという街に到着です。アロータウンにいた頃はあいにくの曇り空でしたが、クロムウェルに着くころには真っ青な空が広がっていました。クロムウェルはフルーツの産地で町の(といっても小さいですが)中心部に大きなフルーツの盛り合わせのオブジェが建てられてました。まだ春なので、フルーツの収穫時期ではなく、採れたてフルーツを買うことはできませんでしたが、ここはセントラルオタゴというワインで有名な地方に属しているので、近郊にワイナリーが沢山あるとのこと。観光案内所でワイナリーの場所を聞き、市街から川を渡った丘の上に何件かワイナリーがあるというので、ランチもかねてワイナリーに寄ってみることにしました。景色が良さそうという理由だけで訪れた丘の上にある1件目のワイナリーは“Gate 20 two”という名前のワイナリーで、ワイナリーいうよりは個人のお宅で玄関のチャイムを鳴らすと家着姿のおじさんが出てきて玄関先でテイスティングをさせてくれるというものでした(笑)。これまでニュージーランドで何件もワイナリーに行きましたが、こんなワイナリーは初めてです。おじさんの話では、ここのワインは生産量が少ないので、このワイナリーに訪れた人に売るか、契約しているレストランに卸している分しかないとのことでした。作っているのもピノノワール(赤ワインの一種)とピノグリ(白ワインの一種)だけです。この地方はピノノワールの生産で有名なので、ピノノワールももちろん美味しかったのですが、ここのピノグリはダントツに美味しかったので、ピノグリを1本購入しました。
 そしてもう一軒、“Mt Difficulty”というレストランを併設しているワイナリーでテイスティングとランチを楽しみました。やはりピノノワールが有名な地方だけあってピノノワールだけで5種類も味見することが出来ました。どれも美味でした。さらにここのレストランが最高でした。高台から近くのブドウ畑を見下ろしながらオープンテラスのレストランで食事が出来ます。天気が良かったので少し暑いくらいでしたが、食事も美味しく最高のランチでした。このワイナリーのあるエリアはバノックバーンと呼ばれています。

 お腹も満たしたところでマウントクックに向けて出発です。ここからマウントクック方面へ抜ける道沿いの景色は本当に変化に富んでいて、牧草地帯があったと思えば荒涼とした木も生えていないような丘が連なる地帯を走り抜けたり、本当に雄大な景色で素晴らしく、ドライブには最高の場所でした。
 ところが、走行中に異変を感じて車を停めてみると右後ろのタイヤがパンク。レンタカー屋に電話しようと携帯電話を確認すると圏外の表示・・・。仕方がないのでトランクからスペアタイヤを引っ張り出し、自分で付け替えることにしました。タイヤの履き替えなんて、子供の頃に父がやっているのを見たことがあるくらいだったので、見様見真似でやってみるしかありません。なんとかジャッキアップしてタイヤを留めてるネジを外し、タイヤを外そうとしているところで、たまたま車で通り過ぎた近所のおじさんがUターンして戻ってきてくれ、「どうしたの?大丈夫?」と声をかけてくれました。事情を説明するとあっという間にタイヤの交換を終わらせ、「じゃあね~」とあっという間に帰って行きました。さすがニュージーランド人。人が困っているとすぐに助けてくれるんです。しかも大したことじゃないよ~って感じでさらっと助けてくれる。改めてニュージーランド人の優しさを実感しました。
 無事にスペアタイヤに履き替えられたので、近くのオマラマという街にある車修理工場へタイヤを交換してもらいに行きました。なんと、私のほかに2台もタイヤのパンクのために修理してもらっている車がいました。しかも2台とも同じ道中で見かけた人達。みんな顔を見合わせて笑ってしまいました。
 さて、このパンク騒動で2時間も時間をロスしてしまいました。明るいうちにマウントクックへ着くことは出来るのでしょうか?(つづく)