2012/06/03

蝶々



庭に小さな木が生えているのですが、今では葉も無くなり寂しい状態で木枯らしに吹かれています。その原因が上の写真。この蝶はこの植物で生まれ、成長し蝶になり、また産卵しにこの植物に帰ってきます。そして、気候の変化に乏しいニュージーランドではほぼ年中無休で産卵→孵化→成長→旅立ち→帰還とエンドレスにつづき、ついに食料の葉が成長する時間に間に合わず、その多くは成体になる事が出来ない状況になってしまいました。
この植物には毒素があり、この蝶はその成分を摂取しても問題ない、むしろ好んで摂取する性質があるようです。
なにはともあれ、早く新芽が大きくなって新しい命を育んでいってもらいたいものです。(康祐)

この植物、英語名はSwan Plant。日本語だとトウワタと言います。最初はこの写真のように葉が茂っていたのですが、今では1枚残らず食べつくされて丸坊主です。木が枯れてしまうのではないかと心配です。この木も、前の住人の方が植えていったものです。先日、その方が訪れてきて、植物の種を持っていきました。新しい家の庭に蒔いて育てるのだそうです。早くその木が育ってこの蝶々の食糧難が解消されることを願います。(美穂)