2018/05/07

栗拾い

 もう1ヶ月も前のことになりますが、友人と栗拾いに行ってきました。オークランドの栗の旬は3月から4月にかけてになりますので、まさに旬真っ盛りでした。子供の頃、近所の山に行って栗拾いをした事がありましたが、ニュージーランドに来てから初めての栗拾い。楽しみで仕方がありませんでした。
 一緒に行った友人はニュージーで何度か栗拾いをした事があり、まずはオークランドの北部のSilverdaleという場所の近くにある彼女のお勧めの栗拾いスポットに行ってみたのですが、そこは個人のお宅の敷地にあり残念なことにそのお家の方が留守だったため、栗を拾う事が出来ませんでした。二年前まではスーパーのレジ袋一袋分を5ドルで拾わせてくれていたようなのですが、現在は一般の人に開放してくださっているのかもわかりませんでした。でもお家の裏にはまだ広い栗林が残っていました。
 気をとり直して、今度はオークランドの南部の町ClevedonにあるChestnut Charliesという栗拾い農場を目指しました。その農場は一般の人に栗拾いのために開放されている場所で(ウェブサイトもFacebookもあります)、入り口で受付の方から拾った栗を入れるためのバケツを借り、帰りに採った栗を計量してその分の支払いをするシステムでした。1キロで3ドルでした。スーパーで売ってる栗の値段が1キロあたり6ドルでしたので、栗拾いを楽しんだ上に半額で購入することができたというわけです。しかも採れたての新鮮です。今年はもう栗拾いのシーズンは終わってしまいましたが、Facebookで農場の開園日と閉園日をお知らせしてくれていました。
 バケツは貸してくれましたが、持ち帰り用の袋とバケツは自分で用意してきてねとFacebookには書いてあったので、用意していった方が良さそうです。栗のイガが痛いので厚手の手袋とトング、頑丈な靴(普通の布のスニーカーだと殻を足で開く時にイガが足に突き刺さってきます。)を用意していくことをお勧めします。


 農場の栗の木が思ったより小さかったので、農場に入った時は沢山栗を拾えるのか心配になりましたが、一つ一つの木に沢山実ってました。



 地面の上にはこんなに沢山の栗のイガが落ちていて、一つ一つ中身が入っているか確かめていくのが楽しくて仕方がありませんでした。風が吹くと上からイガが落ちてくることがあるので、当たらないように要注意です。当たると結構痛いです。


 中身が入っているイガを見つけたら、足で踏むように殻を開いて中の実を取り出します。時々超特大な栗の実が出てくることがあるので、その特大を引き当てる嬉しさが癖になって拾いだしたらなかなか止められませんでした。後半は大きな実の入っているイガを剥く前に見分けることが出来るようになりました(その能力他でいつ使うんだ?)。バケツが満タンになっても更に拾い続けて、最後に計量してみたらなんと10キロ!!もちろん全部お買い上げです。あー楽しかった!!


 ふとこの日に人を入れてなかった隣の農園を見ると、そこに羊が放たれていました。私たちが栗拾いをした農園も人を入れていない間に羊を放牧していたようで、栗のイガに混じって羊の糞も沢山落ちていました。栗拾いの際は羊の糞を踏まないように気をつけましょう。


 Clevedonといえば、我が家で時々牡蠣を買っている牡蠣の養殖場があります。栗拾いの後はそこまで少し足を伸ばして牡蠣を買い、牡蠣屋さんの庭に設置されているベンチで牡蠣を食べてきました。海の幸に山の幸、贅沢な1日となりました。